2014年11月08日

小惑星の位置測定法 pstnHasegawaSCM.BAS

08.長沢工『流星にむかう』(目で見る天文ブックス)地人書館、昭和47年1月10日初版発行「7.2 フィルム整約」(計算例 流星)
11.長谷川一郎『 天文計算入門』(天文ライブラリー7)恒星社厚生閣、昭和58年4月25日第1刷発行「§13 標準座標」pp.44-49 計算例14
を参考にして、小惑星の位置を計算するプログラムを(仮称)十進BASICで組んでみた。
PSTNNagasawaCDMMeteo160.BAS
PSTNHasegawaNyumon14b.BAS
両プログラムともテキストの計算例と計算結果が一致した。
********** 計算結果とテキスト計算例 **********
長沢流星にむかう160 の標準座標系による位置ξη=長沢=は次の通りです
        RAa=7h11m05.52s、DCa=78d16m16.8 s
テキスト計算例:α=7h11m05s.5, δ=+78d16m17s.
長谷川入門計算例14 の標準座標系による位置ξη=長谷川=は次の通りです
        RAa=4h53m03.77s、DCa=33d10m10.5 s
テキスト計算例:4h53m.1、+33d10m
2014年11月07日計算例追加。プログラム名変更:pstnHasegawaSCM.BAS
pstnHasegawaSCM.basの計算結果 (498)Tokio 2014/11/07 20h18m49sJSTの位置は次の通りです
近似値=平面法=関・藤波 :RAa = 1 h 42 m 23.65 s、DCa = -5 d 29 m 52.5 s
高緯度補正KM法=関・藤波:RAa = 1 h 42 m 23.7 s、DCa = -5 d 29 m 52 s
ξηζ法=関・広瀬= :RAa = 1 h 42 m 19.93 s、DCa = -5 d 29 m 52.5 s
標準座標系=長沢・長谷川:RAa = 1 h 42 m 23.66 s、DCa = -5 d 29 m 52.7 s
StellaNavigator9 :RAa = 1 h 42 m 23.6 s、DCa = -5 d 29 m 54 s
********** 計算結果とテキスト計算例おわり **********

実際に測定するときは、pstnHasegawaSCM.BAS を使う。
1.ステライメージで小惑星に一番近い恒星(中心星)を中心に画像を切り抜き画像の大きさを調べる。
2.小惑星を内包するように基準星1,2,3を選び、中心星、比較星、小惑星のXY座標(画像左上が0,0)を読む。
3.中心星と比較星の赤道座標をステラナビゲーターで読み取る。
4.天体望遠鏡の焦点距離とデジタルカメラの画素ピッチを調べる。
以上のデータをプログラムの先端部に書き込むと、
5.画像左上を原点としたXY座標は、右下を原点としたXY座標に変換され、さらにmm単位に換算される。
6.mm単位のXY座標は、天体望遠鏡の焦点距離で除算され測定座標に換算される。
7.測定座標を標準座標に変換する。
8.小惑星の標準座標を計算する。
9.中心星と小惑星の赤経差と赤緯差から、小惑星の赤経・赤緯が間と求められる。
『流星にむかう』に拠れば、
" 光軸と中心星のずれ、フィルム面のかたむき、大気差の影響"
などほとんどの誤差を消去する内容をふくんでいます
とのことである。高赤緯の天体の位置でも適応できる。

なお、このプログラムは赤道付近(+/-30度くらい)で使える平面法(関本)や高緯度でも使えるKM法(関=藤波本)、ξηζ法での計算も同時に行っている。
posted by いがさん at 00:07| 小惑星